静岡市番町市民活動センターのブログ

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第3回市民の学び場2024 ファシリテーションセミナー   「より良い話し合いの進め方講座」〜基礎編〜

会場の様子

【開催報告】
12月14日(土)
第3回市民の学び場2024
ファシリテーションセミナー「より良い話し合いの進め方講座」〜基礎編〜
を開催しました。
 講師には、行政やNPO,企業など多様な分野の会議、ワークショップのファシリテーターとして活躍している鈴木まりこさん(有限会社タイキな暮らし)をお呼びしました。
皆さんは、日頃どのような会議をしていますか?
例えば、定例の会議や顔合わせ、イベントの打ち合わせ
もっと言えば、「今日、晩御飯どうする?」から始まる日常会話など
合意形成をするために、私たちはほぼ毎日、何かしらの「話し合い」をしていると思います。
毎日の話し合いが、不満や我慢を貯めるものではなく、
自分が言いたいこともきちんと伝えられて、その場の人全員で決まったという実感が持てる
しかも、時間通りきっちりと終わる。
そんな有意義で気持ちのいいものになると良いな、と思いませんか?
でも、そんな理想的な話し合いの場って作れるのでしょうか?
ファシリテーションは、狭い意味で言えば、そういった話し合いの場を作る技術やマインドのことであり、
ファシリテーターは、話し合いの場において、
みんなが目的に向かう助けをする役目を果たす人のことだそうです。
講座では、「学んだことを早速自分の現場で活用しようと思う」という目標(ゴール)に向かって
いくつものワークを交えつつ話し合いの作り方のコツ、進め方のコツを教わりました。
ワークでは、まず参加者はそれぞれの現場を思い浮かべて、話し合いについて感じている困り事を書き出しました。
次に、その困りごとから浮かび上がった疑問や質問をまりこさんにぶつけ、ファシリテーション的コツや、アドバイスを受けました。
参加者からは、
「自分の場で生かすアイデアを思いついた」
「現場で使おうというやる気に溢れている 信じて試してみようと思う」
「会議や打ち合わせだけでなく、家庭でもファシリテーションを使うことができることがわかった 業務上困っていたこと(会議・打ち合わせ)の解決のヒントを教えていただいて良かった」
といった感想が寄せられました。
講座を通し、ファシリテーションのマインドは、どんな状況においても大切だと改めて感じました。
そして印象的だったのは、「あくまでも主役は参加者」「まずは良い参加者になる」という言葉でした。
会議では、必ずその場を進めてくれる存在が必要ですが、
多くの人が「声の大きな人」の観客となってしまいがちです。
けれど、本来の話し合いの目的は、関わる人みんなが意見を持ち寄り合意形成をすることです。
(だからこそ、その場で誰もが意見を言える雰囲気作りや工夫が大切なのですが、、、)
同時に、「気になることがあったら質問をする」とか、「発言している人がいたら、頷きやアイコンタクトなどでしっかりと反応を返す」
ということ、勇気を持つことで、きっと少しずつ変えてゆくことができるし、小さな一歩を積み重ねて行きたいと気持ちを新たにしました。
今回は基礎編でしたが、次回応用編は1/26(日)に開催します。
まだ若干名空きがございますので、ご興味のある方はお早めにお問合せください^^